金属バットというお笑い芸人をご存知ですか?私は「名前は聞いたことある」くらいで、顔も芸風も思いつきませんでした。
そんな金属バットがTwitterで給料明細を公開。その金額が「普通の会社員よりもらってる」「無名なのに十分すぎる」と話題になっています。
カラテカの入江さんから始まった闇営業騒動が広がりを見せている中で、「闇営業しないと生きていけない」と闇営業を擁護する声が同じ事務所からあがっていますが、その声にストップかけることにもなる今回の給料明細の公開。
給料明細ツイートや、金属バットの仕事状況、サラリーマンの平均収入、世間の声について徹底的に検証しました。
金属バットが明かした給料は?
まず気になる給料明細から。
金属バットの友保隼平さんは、2019年2月から毎月給料明細を公開しています。公開しているのは「差引支払総額」、つまり手取りの金額になります。
ひと月ずつの変化を確認していきましょう。
2019年6月分
360,900円
— 金属バット友保 (@kinzokutomoyasu) 2019年6月21日
2019年5月分
247,055円
ちょっと減ったぞ! pic.twitter.com/NhufUXE3hk
— 金属バット友保 (@kinzokutomoyasu) 2019年5月26日
2019年4月分
255,109円
— 金属バット友保 (@kinzokutomoyasu) 2019年4月22日
2019年3月分
173,542円
おいおい!ちょっと減ったぞ!! pic.twitter.com/d2SDSfMtSr
— 金属バット友保 (@kinzokutomoyasu) 2019年3月22日
2019年2月分
183,579円
未来は僕等の手の中!! pic.twitter.com/4ttp7oTFTP
— 金属バット友保 (@kinzokutomoyasu) 2019年2月22日
給料の推移まとめ
この手取り金額、推移を見て皆さんどう思いましたか?
私は「変動が激しい。けどそれなりにもらえてる?」と思いました。
その感覚が正しいのかを検証するために、金属バットの働きぶりや仕事内容、サラリーマンの平均収入などと比較して検証してみます。
金属バットとはどんな芸人?
金属バットプロフィール
金属バットとは、ツッコミ担当の友保隼平さんとボケの小林圭輔さんからなるお笑いコンビで、2006年結成、今年で13年目を迎えています。
お二人とも今年で34歳になる同級生です。同じ高校を卒業して一緒に大阪のNSCに入り、コンビを結成しています。
活動拠点は大阪。上京はしていないお笑い芸人さんということになります。
テレビ
レギュラー番組への出演は、インターネットテレビ番組1本とラジオ2本のみ。いずれもYouTubeチャンネルの配信であり、全国的なテレビへのレギュラー出演はありません。
CM、映画
いずれもありません。
M-1グランプリ
M-1グランプリには、結成した2006年から2018年まで毎年出場しています。真面目にお笑いと向き合っているんですね、素晴らしいと思います。
2006年から2014年までは1~2回戦出場どまり、2015年からは毎年準決勝までは勝ち上がっていますが、決勝には1度も進めていません。
単独ライブ
2012年、2013年、2016年、2018年(2回)行っています。単独ライブではなく、お笑いイベントへの出演はありますが、2018年から今年の2019年にかけて多くなってきています。
金属バットの評価
金属バットがお笑い芸人の中でどのような立ち位置か、調べていくと「ネクストブレイク」と注目されていることがわかりました。
こちらは2019年4月11日のgooニュースの内容です。
よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属している金属バット。18年にはM-1グランプリで準決勝進出を決め、現在ネクストブレイク芸人として、もっとも注目を集めているコンビ。根強い人気を誇っている。(一部抜粋)
続いてこちらは、2019年3月8日のexciteニュースの内容です。
『M-1グランプリ2018』(ABC・テレビ朝日系)敗者復活戦。「よいしょ、うぃー」で締める、独特すぎるネタで話題をかっさらったのが金属バットだ。そのインパクトから、年明け以降はテレビ出演が急増し、注目度は急上昇中。大阪の劇場にもろくに出ていなかったところから激変しつつある状況・・・(略)
いずれのニュースでも、「今まさに人気が出てきている芸人」という風な説明になっています。
先程あげた主な実績では華々しいものはありませんでしたが、これから全国的なテレビへの出演も増えてくるのでは?と思うような書きぶりですよね。
名前しか聞いたことなかった私も、「どんな漫才をしたんだろう」とM-1グランプリのネタを観てみたくなりました。
こちらが人気に火をつけるきっかけになったM-1グランプリ敗者復活戦のネタです。興味がある方はどうぞご覧ください。
金属バットの忙しさ
とあるニュースではこのように書かれています。
この期間の金属バットの仕事状況はどうかと調べてみた。すべてを把握するのは難しいが、少なくとも3月では関東圏のテレビ番組4本、4月は2本、5月は1本に出演。ほかにもラジオ出演やAbemaTV、テレビ朝日が運営するYouTubeチャンネルの収録なども行っていたようだ(編集部調べ)。活動拠点の大阪におけるメディア露出を加えれば、出演本数はもっと多いだろう。
もっともウェイトを占めているのが劇場公演や営業だ。東京、大阪などの吉本所有の劇場のほか、福岡や徳島、沖縄など全国各地を飛び回り、ほぼ毎日のようにこなしている。
けっこう忙しそうですね。芸人さんは劇場公演だけでも忙しいので、メディア露出が増えてくると寝る暇もないとよく言われますよね。
楽天クレカの審査落ちる
給料明細を遡っている中で、切ないツイートがあったのでついでに掲載しておきます。
嘘やろ!!! pic.twitter.com/0mUzYBtJib
— 金属バット友保 (@kinzokutomoyasu) 2019年2月27日
やはり、お給料の変動が激しいお仕事だからでしょうか。
真面目に働いていて、クレジットカードの審査に落ちてしまうのも可哀想ですよね・・・・
さて、金属バットの今までの情報をまとめてみます。
★2018年M-1グランプリ後から人気急上昇中のお笑いコンビ
★全国的な知名度は低くレギュラー出演等はなし、拠点は大阪
★しかしネクストブレイク芸人であるがゆえに多忙を極めている
このような認識をもった上でサラリーマンの平均収入を観てみましょう。
サラリーマンの平均収入
ネット上で検索して一番最初に出て来る情報がこちら⬇ 現時点で33歳なので33歳で検索しました。
国税庁の調査によると全国の会社員の平均年齢は45.6歳で平均年収が485万円となっています。 この調査結果を元に33歳の会社員の平均年収を計算すると353万円で、一月分の給料は21.5万円になります。
33歳会社員の平均年収が353万円、1ヶ月分で21.5万円ということです。
この計算には毎月の給料の他にボーナス分が含まれているため、単純に21.5万円×12ヶ月分で計算すると年収は258万円になります。簡単に比較するためにこちらの金額を参考にします。
金属バットの公開明細を計算します。
一番低い給料・・・月収17万ー年収207万円
一番高い給料・・・月収36万ー年収432万円
5ヶ月間の平均・・・平均月収24万ー年収288万円
ボーナスを考慮しない計算上は、サラリーマンよりも収入が高いことがわかりました。
それなりに平均的な生活ができるのかなと思われる一方、ボーナス分を考慮していないので、約60万ほど平均的なサラリーマンよりも厳しい生活を送らなければならないですね。
でも、人気急上昇中の直近の給料を維持できれば年収432万円となります。そうなると、平均的なサラリーマンよりも少し裕福な生活が送れそうです。
結論:吉本興業の給料は言うほど安くない!
私の中で勝手に結論付けさせてもらうと、「よしもとの給料は言うほど安くない!」と思いました。
たしかに、ほぼ毎日休み無く働いているのはサラリーマンに比べて大変だと思いますし精神的にも体力的もキツイことなので、そう思うと「安い」とも感じます。
が、そこまで売れていない、これから売れてくるという現状があるので、たとえ忙しかったとしても平均的なサラリーマンと同じくらいの給料をもらえていれば十分なのかなと思いました。
サラリーマンであっても、残業や休日出勤、上司からのパワハラ、職場での人間関係などなどいろいろ考えれば厳しい状況にある人もいると思いますし・・・
なので、今テレビで「吉本興業の給料形態が、9:1だから悪い」「闇営業をしないと生きていけない」など闇営業を擁護する声があがっていることに対して、やっぱりそれは甘えなのかなという気がしました。本当に売れない頃はこんなにもらえないことはわかっていますが、それであればアルバイトをすることもできます。そうやって真面目にやっていた人もいる(オアシズの大久保さんとか)と聞けばなおさらそう思ってしまいます。
雨上がり決死隊の宮迫さんやロンブーの亮さんなんて、もってのほか。「知らないで参加したから可哀想」なんて声も聞こえましたが、あれだけ売れっ子で給料も相当もらっているはずなのに、参加するのはまったく同情の余地なしだなと思いました。
世間の声
金属バットの友保さんの給料やよしもとの給料形態等々についての世間の声をまとめてみました。
「もらっている方」という意見が多いようですね。
Twitterではこのような声もありました、
今思えばアメトークで三浦マイルドはよしもとから闇営業許されてるってプレゼンした金属バット、めちゃくちゃ面白いな pic.twitter.com/CHwu4V3etw
— まろ鈴木 (@madmax_v8_) 2019年6月25日
以前たまたまアメトークで闇営業について金属バットのふたりがプレゼンしたことがあったようですね。それについて宮迫さんは「闇営業はぜったいだめなんですよ」とコメントしていたそうです。
金属バットについにわたしの給料を抜かれてしまった😂😂😂
— もぎ (@mgmg_fb) 2019年6月21日
金属バットの給料がどんどん上がっていくの最高だな
— たなべだいち (@daichi_ruff) 2019年6月21日
金属バットの友保さんが毎月給料明細を公開してるのすごいと思うしめちゃくちゃブレイクしたとしても継続してほしい
— ドロップ (@usgblue) 2019年6月30日
このように、金額云々ではなくて公開していることに称賛の声も多くありました。
たしかに公開することでいろいろな誹謗中傷をうける可能性もありますし(現状私がブログ記事にしていますしね)勇気がいる行動であることはたしかです。
ネットの声にもありますが、売れてからも公開し続けたらすごいですよね。(いろいろ悪い人から声をかけられてしまいそうなのでやめたほうが良いとは思いますが)
今後の明細公開にも注目が集まりそうです。
まとめ
今回は、金属バットの友保隼平さんの給料明細を元に吉本興業の給料が本当に安いのかについて検証してみました。
みなさんはどう感じましたか?正直、お金の話は個々で感じ方がだいぶ違うと思いますので、今回の結論等はその点を考慮して参考程度にしてもらえたらと思います。
闇営業の話題はまだまだ広がっていきそうなので、この情報を頭の片隅に置いてこの問題について考えていこうと思います。
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