近代日本経済の父と呼ばれる『渋沢栄一』が新1万円札になることが決まり、興味をもつ人が急増しています。
そんな中、今たくさんの人で賑わっている渋沢栄一記念館に行ってきました!周辺の関係施設や、深谷駅、おしゃれなカフェについてもレポートします!
渋沢栄一記念館とは?
渋沢栄一記念館は、平成7年11月11日(渋沢栄一の月命日)に開館しました。記念館は、埼玉県深谷市の建物で、公民館が併設されています。
見学は無料で、年中無休(年末年始を除く)です。館内は1階と2階、外の3つのエリアに分かれています。
1階には渋沢栄一に関わるたくさんの資料が置かれている資料室の他に、渋沢栄一の功績や人物像を紹介する動画が玄関ホールにて上映されています。
2階に登ると、2~3分程の渋沢栄一の肉声を聞けるスペースと、藍に関わる資料が置かれているスペースがあります。
そして、渋沢栄一記念館の1番の目玉とも言える外のエリアには、渋沢栄一の大きな銅像が置かれています。
館内の楽しみ方
入館から順番に写真でみていきます。
まず入り口です。
玄関には、深谷市作成の「祝、渋沢栄一1万円札へ」ポスターなどが貼ってありました。
スロープと身障者用乗降スペースもあるので車椅子の方なども不便なく利用できます。
玄関ホール前には、レンタサイクルや銅像の案内がありました。それでは、いよいよ入館です!
まず正面にドーン!と渋沢栄一の肖像画があって、ちょっとびっくりしました(笑)
玄関入って左手側に、資料館があります。Wi-Fiがあり、パスワードなどを入力すると、「論語の里」ガイドをダウンロードできます。
資料室内です。螺旋階段を登ると2階の藍に関する資料室がありますよ。
資料室を一度出ます。玄関ホールに深谷市のマスコットキャラ、ふっかちゃんがいました!渋沢栄一×2との3ショット!かわいい♫
玄関ホールを奥に進むと多目的ホールがあり、そこを通り抜けて外エリアに行きます。ここは今使用していないそうです。
これが目玉の大きな銅像です!!!写真だと伝わらないですが、まあまあ大きいです。元々、深谷駅にあったものを、記念館のオープンと同時にこちらにもってきたそうです。
この銅像があるところが記念館の裏にあたりますが、そこからは『青淵公園』が見えます。
記念館のおすすめポイント
記念館自体は無料ということもあり、そんなに大きい施設でもなく、観光スポット化しているわけでもありません。
でも、「来てよかった」と思うことがたくさんありました!それをまとめてみました。
- ネットや本ではわからない、知りえない資料がたくさんある。
- 解説員さんからの情報が面白い。珍しい。
- 記念館以外の関連施設との距離が近く、気軽に回れる。深く知れる。
解説員さんは、渋沢栄一が誰と仲良かったか、どんな素敵な発言をしていたか、国よりも国民を大事にしていた具体的な話
などを教えてくれました。渋沢栄一に対してはもちろん、資料館に来る人達に対しても知っていることを伝えたい!という気持ちがある解説員さんでした。
解説員さんの話を聞いてから渋沢栄一の肖像画をみたら、なんだか笑っているような、優しい顔に見えました。渋沢栄一の虜になります(笑)
ちなみに、解説員さんは予約の方優先で、予約は10名以上のグループから可能です。1日1名の配置で、4人の解説員さんが交代で勤務しているそうですよ。
記念館以外の施設については、このあと詳しくお伝えしますね。
記念館までのアクセスや注意点
記念館までのアクセス方法は、深谷市のホームページに詳細に載っています。車がおすすめですが、巡回バスもあります。
車でのアクセス
実際に行くとなかなかわかりずらかった話をお伝えします。
【熊谷方面からくる方へ】
私は車のナビに「記念館」と入れて、ナビどおりに進んでいったんですが、最後すごく狭い道に入ってしまいました。すれ違い不可能の民家の間です。
国道17号線を熊谷方面から来る人へのオススメは、上記の地図にかいてある「下手計」という信号を左折して、少し進んでから右折する道です。(具体的には、「下手計」の信号から7本目を右折します)すると、右手側に記念館があります。
【高崎・本庄方面からくる方へ】
ナビ通りで大丈夫です。「矢島」という信号を曲がれば案内看板もありますし道もわかりやすいです。
駐車場
約75台分の駐車場が入り口の目の前にあります。
記念館の周辺施設の紹介
渋沢栄一記念館の周辺には、渋沢栄一に関連する施設や建物がいくつかあります。
- 尾高惇忠生家
- 鹿島神社
- 渋沢栄一記念館
- 青淵公園
- 旧渋沢邸「中の家」
- 薬師堂
- 諏訪神社
- 田島弥平旧宅
- 道の駅「おかべ」
- 誠之堂・清風亭
- 日本煉瓦製造株式会社 旧煉瓦製造施設
です。⑪は現在改築しており見学不可とのこと。
私は②尾高惇忠生家と⑤中の家に行きました。
尾高惇忠生家
尾高惇忠は渋沢栄一のいとこにあたります。
この建物はとてもこじんまりとしています。駐車場も7台ほど。受付スタッフさん1名と説明ボランティアさん1名がおり、ボランティアさんが簡単に家系や功績について説明してくださいます。こどもの日にあやかって、立派な兜がいくつも飾られていました♫
滞在時間は15分ほどでした。
旧渋沢邸「中の家」
「中の家」と書いて「なかんち」と読みます。渋沢栄一が、休暇先として使っていた別宅だそうです。ここはおもしろかったです。行ってよかったなと思いました。
この入口の扉、写真ではよく見えないですが、1本の木から作った扉で、今購入しようとすると1枚3000万、両扉で6000万するそうですよ!
この2枚は、門をくぐってすぐの庭の写真です。綺麗な鯉が泳いでいました。この時期はお花が咲いているのもあって、美しい日本庭園が見られます。
これが「中の家」の資料館です。規模は小さいですが、テレビに流れている動画がなかなかおもしろかったです。
この中に入ることはできませんが、近くで見学できました。昔ながらの日本邸宅です。欄間も素敵でした。
この石に沿って裏側へいけますが、きれいな竹林があるだけで特に何もありませんでした。
こちらが土蔵です。ただの蔵ではなく中には座敷部屋が設けてあり、敵から身を護るためにここで一夜を明かすこともあったようです。
これは、歴女や若い女性から「イケメン!」と人気の渋沢平九郎の石碑です。お花を供えて帰る方もいるそうです。
旧渋沢邸「中の家」の滞在時間は30分ほどでした。
まとめ
今回は、渋沢栄一に関連する3つの施設に行ってみました。渋沢栄一がどのような人物で、何が凄かったのか、どのように過ごしていたかなどを知り、新1万円札になるだけの人物だったんだと、改めて敬意を持つことが出来ました。ぜひ足を運んで、渋沢栄一の歴史に触れていろいろなことを感じてくださいね。
また、ついでに東京駅のモデルとなった深谷駅や近くのお洒落なカフェについての体験レポートもありますので、ぜひこちらもチェックして、素敵なたびにしてください!
⇒おしゃれな『ハルニレ カフェ』と深谷駅に行ってきた感想!渋沢栄一記念館のついでにオススメ!