2019年ドラフト1位候補、大船渡高校の佐々木朗希投手。
7月の岩手県で行われた予選大会でも早速その実力を発揮していますが、「フォームが変わった?」「フォームがよくなってる」という声がちらほら聞こえてきました。
佐々木朗希投手といえば、フォームが綺麗ということで有名ですが、どのように変化したのでしょうか。
今季2019年大会で注目されているBIG5の投手の動画とともに、そのフォームを確認してみましょう。
佐々木朗希投手のフォーム動画
佐々木朗希投手のフォームを詳しく解説している動画があります。
そして、実際に試合で投げている動画がこちらです。2019年6月の試合の様子です。
昨年のフォームとの違いは?
2018年の頃から「フォームが綺麗」という評判がある佐々木朗希投手ですが、そのフォームに成長が見えてきています。
高校野球ドットコムの河嶋さんはこのように分析しています。
投球フォームを見比べると、昨年よりも縦軸で投げていることが分かる。
左足の上げを見るとかなり高くなり、膝を頭の近くまで持っていく。そこから大谷 翔平ばりのテークバックに入った時の形がM字となった。実はこの形、右ひじが背中側に入り、相当な負担がかかりやすいのだが、佐々木の肩甲骨の柔らかさによって実現をしている。
それによりリリースポイントが安定し、さらに角度が高くなり、打者からすれば打ちにくいストレートへ変貌。左腕のグラブを若干下げてすぐにほどくことで、右肩から左肩の入れ替えがスムーズになり、上半身、下半身が連動し、とてつもない回転を生み出すことによって剛速球を投げることができている。
かなり進化したフォームであり、左足の上げ方を見ると、相当なエネルギーを使っていることが分かる。確かにギアの調整をしないと、故障の危険性は高い。その点、首脳陣もかなり気を使っているのが分かる。
佐々木朗希(大船渡2年)
初回先頭に153km/h、153km/h、150km/h、149km/h
なおストレートの四球 pic.twitter.com/KnGSRnsY0r— やまけん@ (@yam_ak_en) July 10, 2018
190cmとかなり身長がありますが、それをうまく利用してピッチングができているようですね。
今季のフォームについての声、評判
2019年のフォームを世間の皆さんはどのように感じているのかまとめてみました。
豪快で大谷選手のようなフォームという声もありました。
佐々木朗希(大船渡高校③)
3回投げて7奪三振のパーフェクト去年よりトップの時の肘の位置が違う?🤔🤔🤔
まぁ投球フォームとかよく分からんから他のフォロワーさんに任せる笑 pic.twitter.com/liASKgtiWm— ハマの車掌 (@KLfhX6BI7tdGjYH) July 18, 2019
令和の怪物 省エネピッチング
柔軟性ある投球フォームだし、プロに進んでからしっかり体を作れば165キロ以上のストレートを投げられそうだね
ほんと、楽しみな選手だ#大船渡 #佐々木朗希 #早起きチャレンジ#おはよう戦隊0717
— Masa (@888Masa8888) July 16, 2019
佐々木朗希は球が速いだけじゃなくてフォームもキレイなのがいいなぁ
— 7/23vs鷹inヤフオク参戦シラスポン (@hihitotoF) July 18, 2019
佐々木朗希くんの投球フォームすげえな😳😳😳
体重移動すごすぎ— こーきくん (@kokiranbu) July 18, 2019
今夏の高校野球最大の注目は大船渡の佐々木朗希投手⚾!!やや線が細いがダルビッシュを彷彿させるフォームから繰り出すストレートは威力十分。将来性豊かな金の卵😄😄😄
— 田舎の仙人 (@oxCRMDYxgqfcR1W) July 16, 2019
佐々木朗希投手
力感ないフォームからのこの日最速155キロ‼️アウトコースギリギリ‼️#大船渡#佐々木朗希 pic.twitter.com/exspjHUu1V— 高校野球、プロ野球垢 (@I5Nr2V7EPKimyJR) July 18, 2019
フォームへの評価が高い一方で、足を高く上げるのは負担がかかるので直した方が良いという意見もあります。
高校生にしては十分すぎるくらいの実力ですが、プロでも長く活躍して欲しいですし、まだまだこれから成長する力を秘めていそうですね。
2019年注目投手BIG5(4)のフォーム
2019年ドラフトで上位指名されるだろうと言われている投手が、佐々木朗希投手を合わせて5人います。
- 佐々木朗希・大船渡高校(岩手)
- 奥川恭伸・星稜高校(石川)
- 西純矢・創志学園(岡山)
- 及川雅貴・横浜(神奈川)
- 井上 広輝・日大三(西東京)
※昨年2018年は、井上投手を抜いた4人をBIG4と呼んでいましたが、2019年になって井上投手が加わったかたちです。
佐々木朗希投手と同じように、各球団のスカウトが試合を観にきている投手たちで、今季大会の活躍次第でドラフト順位が変わると言われています。
それぞれのフォームがわかる動画を紹介します。
奥川恭伸・星稜高校(石川)
佐々木投手に比べると、フォームがまだ未完成だという見解が多いようでした。
奥川、勝てる投手へ進化中。
フォーム的には菅野やマエケン、顔が同じ系統なのでマーへ、こういうふうに育つ姿が目に浮かぶ…— やま🦅(野球)2nd (@2lip_base) July 5, 2019
高校生投手①
BIG4は健在。佐々木・奥川は競合待ったなし。及川もフォーム変えてより実戦的になってきた。
井上(日大三)・宮城(興南)も順調、特に宮城は現時点の能力で及川より上。
落合(和歌山東)・岡林(菰野)・谷岡(武田)・浅田(有明)が上位を伺う。河野(広陵)・岩本(石岡一)も選抜でアピールした。— 実況ぱわふるアマ野球 (@based_drafter) July 6, 2019
西純矢・創志学園(岡山)
西投手は、2018年の甲子園で2年生ながら16奪三振を記録して話題になりました。
昨日は高校野球広島県大会が開幕し、今日はお隣岡山県大会が開幕!
注目はやはり創志学園高校の西純矢君!
今日は初戦をコールド発進!
去年よりも進化した西君を甲子園で見たい!
我が母校の後輩にご声援
廿日市の誇り、頑張れ西純矢君!💥👊😃
廿日市の先輩、中村奨成に続け! pic.twitter.com/QuJ71yrpKB— massa@カープ垢 Next→7/25 (@carp186223863) July 13, 2019
第一試合開始前から観客・父母会様の注目はやはりこの男だった。
創志学園・西 純矢(3年)
最速・151Kのプロ注右腕の西投手が投球練習場に入ると観客が集結。
本日来ていた中学軟式チームの選手に話を聞くと『ぶち速い❗😃(目を輝かせる)』
『何かオーラがある❗😍(ウットリ)』
と嬉しそうでした😊 pic.twitter.com/iIQ1SbDzYF— jobin33375 (@jobin33375) June 1, 2019
及川雅貴・横浜(神奈川)
及川投手は、昨年の甲子園で安定感を課題としており、フォームを改善しました。
及川はU15とかにも選ばれていたし球速も出るから完成度高いと思われがちだけどこれからの投手だよね。しかししっくり来てたフォームを直さざるをえなかったのは痛い→菊池雄星を超える逸材がまさか。横浜・及川雅貴に異変が起きていた https://t.co/O84aIPXtfg
— 進撃のはなさだ水金地火木土天鯉 (@hanasada1997) March 25, 2019
HBD👏🏻
神奈川予選を制して、夏の甲子園に背番号1を背負って必ず戻ってきて欲しい!
センバツの結果に対していろんな声があるけど、夏の甲子園でその悔しさを晴らす快投が見たい😊
ほんとにフォームが綺麗な及川投手。
これからも応援しています👍夏もドラフトも楽しみ😆#及川雅貴 投手 pic.twitter.com/mcGwYJft7q
— MASA (@mk52_044) April 17, 2019
井上 広輝・日大三(西東京)
井上投手は、故障歴があるものの、ブレないフォームに定評があります。
#対決 センバツ王者 東邦 vs エース井上広輝
日大三・井上広輝(背番号1)が登場。しなやかで柔らかい投球フォーム、力みの無いそのストレートは144キロ。
キャッチャーミットに吸い込まれるボールに球場ざわめく。
昨夏は怪我で登板機会のすくなかった、井上投手も最後の夏、応援してます。 pic.twitter.com/JlEFoqNlYX
— 汗と涙。夏の高校野球 (@gari_wasabi) June 8, 2019
日大三高の井上広輝くんは推してます。
フォームのバランスがいいし、腕のしなりもある。まだまだ球速は出るでしょう。
夏の大会で名を上げてビッグ4に並び、ビッグ5と言われるんじゃないかと思っています。
— ハセクロ (@hasekuro68) June 28, 2019
まとめ
今回は、2019年ドラフト候補の大船渡高校3年佐々木朗希投手のフォームについてまとめてみました。
足をより高く上げるなどの変化があったようですが、それが今年の試合でどう生かされるか注目が集まりそうですね。
佐々木投手のライバルとなるBIG5の他のメンバーもフォームを研究するなどレベルアップしている投手もいるようです。