おふろcafeとは?
おふろcafeとは、その名の通り『お風呂』と『カフェ』の2つが融合した施設を指します。
2013年に、温泉道場グループという会社が埼玉県大宮に第1号店として『おふろcafe utatane(うたたね)』をオープンし、今じわじわとその人気が高まっています。おふろcafeは全国展開もしており、2019年4月現在で、
埼玉県(大宮、熊谷市、児玉郡、比企郡×2、入間郡)に6店舗、静岡県、三重県
の合わせて8店舗となっていますが、2019年12月に北海道に新店舗がオープンする予定です!
おふろcafeを運営する温泉道場グループは、企業理念に「おふろから文化を発信する」を掲げており、その地域の活性と人材育成を主軸にしています。また、「温浴業界を今後も発展させていくこと、地域の経済が発展すること、地域で働きたいと思う仲間が増えること」も目標をしており、FC(フランチャイズ)展開も始めました。
素晴らしいな~と思うのは、経営難に陥っているような温泉を助けるビジョンがあるということです。私の地元でも、良い温泉が出るのに、生き生きと経営できている温泉、旅館が少ない地域などがいくつかあります。
そのような不採算・老朽化した温浴施設のリニューアルをしているのです。フランチャイズ制度によって、全国にある困っている温泉施設を1店舗1店舗支援していくということだそうです。
日本人が大好きで、日本の大事な文化でもある温泉。これからもこの素敵な事業が発展していくといいな~と心から思いました。
おふろcafeの楽しみ方
「おふろcafe」全体の特徴は、カフェ感覚で温浴、お食事、マッサージを体験できる長時間滞在レジャー空間が備わっていることです。また、無料の電動マッサージ機、コーヒー、Wi-Fi環境や充実したコミック・雑誌が用意され、それぞれのお客様が過ごす時間を楽しめる温浴施設なのです。
おふろcafeは8店舗とも異なったコンセプトのもと運営されているので、それぞれの味・良さ・楽しみ方があります。ので、それぞれの店舗ごとに過ごし方等々をご紹介していきます。
①おふろcafe utatane
埼玉県さいたま市大宮にある「おふろcafe utatane」は、“トラベルカフェ”と“お昼寝”をテーマとしているユニークなカフェです。
あたたかいお風呂、おいしいごはん、ふかふかのソファー、明るい音楽。
心とカラダがあたたまり、満ち足りる。
誰もが特別な時間を過ごせるutataneで、笑顔あふれる素敵なひと時を。
「おふろcafe utatane」では、温泉であったまったあと、cafeでのんびりと思い思いの時間を過ごすことが出来ます。たくさんの今どきの本があるのはもちろんのこと、その本を手にとって向かう場所もたくさん。テーブルとイスでコーヒーを飲みながら、カーペットでゆったりと、ハンモックで気ままに、ソファーで楽しくおしゃべり。なんでもOK。静かな温泉とは、ちょっと違います。
大切な恋人、友人と行ってみたいですね♫
【店舗詳細】
施設名称:おふろcafe utatane
営業時間:10:00~翌朝9:00
電話番号:048-856-9899
住所:埼玉県さいたま市北区大成町4丁目179−3
②おふろcafe bivouac
埼玉県熊谷市にある「おふろcafe bivouac」は、おふろcaféブランドにアウトドアのわくわく感をプラスした、23時間営業の「遊べる」おふろです。テントや暖炉、ボルダリングなどがあるこだわりの世界感の中で、おふろはもちろん、カフェやお食事などを楽しめます。
季節で変わるおふろや湯治風呂(高濃度炭酸泉×ルフロ)、硫黄の湯など合計7種のおふろがあって、こどものためのキッズパークがあったと思ったら、大人のためのバーカウンターまであります。老若男女が「遊べる」おふろ、なんですね~
私が1番気になっているのは、草原と山小屋の仮眠室です。そんなの温泉施設で初めて聞きました!(笑)しかも無料で利用できるのです。
画像は、山小屋です。ぜひとも行ってみたいですね♫
【店舗詳細】
施設名称:おふろcafe bivouac
営業時間:10:00~翌朝9:00
電話番号:048-533-2614
住所:埼玉県熊谷市久保島939
③昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉
埼玉県比企郡にある「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」は、その名の通り昭和レトロをコンセプトとした懐かしい装飾品がいたるところにある、家族の温もりを温泉と一緒に楽しめる日帰り温泉です。都心から約90分の距離というのも嬉しいですね。さあ、昭和の時代にタイムスリップしましょう!
※こちらは一般の方が作成した体験動画です。
こちらのイチオシはその泉質!「美肌の湯」と呼ばれる地下1700mの秩父古層から湧出した、Ph値10.1を誇る強アルカリ泉質が特徴です。全国でも良質な泉質を誇りぬるぬるとした肌触りが癖になる、と評判だそうですよ。
木のぬくもり溢れる空間、木の図書館も人気なんです。こちら、実はときがわ町で伐採されたA級木材を活用しているそうです!地元に密着しているおふろcafeだからこその温泉施設ですね。現代的なおしゃれ銭湯、でも気分は昭和♫な日帰り温泉、ぜひ一度体験してはいかがでしょうか。
【店舗詳細】
施設名称:昭和レトロ玉川温泉
営業時間:10:00~22:00
電話番号: 0493-65-4977
住所:埼玉県比企郡ときがわ町玉川3700
④おふろcafe 白寿の湯
埼玉県児玉郡にある「おふろcafe 白寿の湯」は、親しみやすくまるで家族のような温かさのある温泉です。
古生層から湧出する名湯、健康を食する糀料理、ゆっくり寛げるスペースの
3つのカテゴリーの融合化を図り、心やすらぐ快適な空間づくりを心がけております。
というコンセプトのとおり、比較的一般的な「温泉」に近いアクティビティ内容となっています。が、その内容はおふろcafeならではの工夫が盛り沢山です。
カフェは、テラス席があり開放的な空間でのんびりくつろぐことができ、コーラや手ぬぐいなどのおしゃれな白寿土産が買えるスペースもあります。個人的には、健康志向の糀ごはんも気になります!
【店舗詳細】
施設名称:おふろcafe 白寿の湯
営業時間:10:00~23:00(最終入館22:30)
電話番号:0274-52-3771
住所:埼玉県児玉郡神川町渡瀬337-1
⑤おふろcafé湯守座
三重県四日市市にある「おふろcafé湯守座」は、東海最大規模の舞台で演じられる演劇をゆったりのんびりくつろぎなら楽しむことができるおふろcafeです。
本格的な日本食が味わえるお食事処も素敵ですが、最も特徴的なのは「かま風呂湯治ミスト浴」です。湯治という日本独自の温泉療法を体験できます。他にも高濃度炭酸温泉など、長時間滞在中に何度も入りたくなるおふろがあります。
↑この写真が演劇をみられる食事処ですね。
そしてもうひとつ!ここにはカプセルホテルもあるのです!温泉とカプセルホテルの融合というのもなかなかおもしろいですよね~
【店舗詳細】
施設名称:おふろcafe 湯守座
営業時間:10:00~23:00(最終入館22:30)
電話番号:059-332-2611
演劇予約:059-332-0489
住所:三重県四日市市生桑町311番地
⑥おふろcafe bijinyu(美肌湯)
静岡県静岡市にある「おふろcafe bijinyu(美肌湯)」は、おふろcaféブランドのフランチャイズ一号店として静岡にしました。
1日じゅう羽を広げて、くつろいでいただける場所をつくりたい。京和風×和カフェをコンセプトとした地域に愛されるお店でありたい。おふろcafé bijinyu(美肌湯)は、そんな想いを込めて創られました。
”京和風×和カフェをコンセプト”と聞くだけで興味がぐんとそそられますが、裏山を眺めながら寛げるソファーがあったり、押し入れを想起させる「ヒトシェルフ」という本棚あったりと、bijinyu独特の空間に仕上がっています。
「美白のカブラヲ温泉」と「つるつる肌の籠上温泉」という2種の良質な天然温泉があり、ぬる湯や蒸し風呂なども楽しめますよ。
【店舗詳細】
施設名称:おふろcafe bijinyu(美肌湯)
営業時間:10:00~翌朝9:00
電話番号:054ー252-1126
住所:静岡市葵区籠上15-15
⑦ゆうパークおごせ
埼玉県入間郡にある「ゆうパークおごせ」は、キャンプやBBQ 、水着風呂など家族や仲間同士で楽しめる施設が盛りだくさんの大自然の中のリゾート施設です。2019年4月26日には、新たにグランピングエリアがオープンします。
梅の里「越生町」の里山の深い緑に囲まれた大自然の中で、都心の喧騒を忘れ、ちょっと贅沢な時間を過ごそう。
キャンプと一口に言ってもいろいろな形態がありますが、ここではパオや、ログハウス、ログキャビンなどなんでも揃っており、自前のテントもOKです。
既存の温泉リゾートをリノベーションしているため、みんなが思い浮かべる「温泉リゾート」感は残しつつ、おふろcafe独自のサービスを完備していますね。すごく綺麗に、おしゃれに、便利になった温泉施設という感じですね。
【店舗詳細】
施設名称:ゆうパークおごせ
営業時間:10:00~22:00(最終入場21:30)
電話番号:049-292-7889
住所:埼玉県入間郡越生町上野3083-1
⑧ときたまひみつきち COMORIVER(コモリバ)
埼玉県比企郡にある「ときたまひみつきち COMORIVER」は、「スパイス&ハーブ」をテーマにした香りと癒しの複合レジャー施設です。 café、BBQ、宿泊(グランピング、キャビン)などのアクティビティを楽しめます。
※一般の方が作成した体験動画です。
都心から近い自然豊かな里山に抱かれた、ちょっと世間の喧騒から離れた都幾川のほとり。この隠れ家的な場所で、子どもの頃に戻ったようなワクワクとヒミツ感、プライベート感を楽しんで、元気をチャージして欲しい。そんな思いを込めた「ひみつきち」です。
こちらはおふろcafeで唯一、お風呂がない施設でしょうかね。
グランピングでは、テントとキャビンの2タイプから選択できますし、キャビンの方には今大人気のバルミューダのトールターやIHヒーターが備え付けられています。とことんお洒落ですね♫
ときたまカフェでは、身体の内側からあったまれるスープカレーの他に、とうふ工房わたなべのおぼろ豆腐あんかけプレートやカルボナーラうどんなどを味わえますよ。地元のお豆腐屋さんのプレート、ぜひご賞味あれ♫
【店舗詳細】
施設名称:ときたまひみつきち COMORIVER
営業時間:[月・水・木・金]11:00-15:00(L.O.14:30)
[土・日・祝]11:00-16:00(L.O.15:30)
[定休日]火曜日
電話番号:049-381-5477
住所:埼玉県比企郡ときがわ町大字本郷930番地1
カップルにおふろcafeが人気のワケ
カップルのデートスポットとして人気が高まっている理由をまとめました。
- コンセプトが現代的でおしゃれ。温泉の古く昭和チックなイメージがない。のんびり寛げる空間ですらインスタ映えする。
- 静かに過ごさなくてはいけない温泉の休憩スペースとは違い、音楽が流れているなど気軽に会話ができる。
- 空間は、バスタブソファーなどほどよく2人の空間を作りだす。
- 退屈な温泉と違い、楽しく過ごせるさまざまなアクティビティがある。
- Wi-fiが完備されている。
などが人気の理由ではないでしょうか。
今の若者たちが好むものがしっかり表現され、かつ備わっているのですね。
おわりに
たくさんのおふろカフェが全国にあることがわかりました。これだけいろいろな魅力を知ってしまうと、ひとつおふろcafeに行っただけでは満足できませんね。
ぜひ、日本各地に足を運び、日本の温泉人気を盛り上げていきましょう!
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