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【教員いじめ】被害教員「手紙」全文まとめ!こどもたちへの切ないメッセージは?神戸市東須磨小学校

兵庫県神戸市立東須磨小学校の教員いじめ問題で、10月10日、

被害を受け療養中の20代男性教諭が校長などに被害を訴えた手紙の内容を公開しました。また、子どもたちに宛てたコメントも報道番組で発表されています。

今回は

被害を訴えた手紙の内容全文
こどもたちへのコメント全文

をまとめましたので、ご覧ください。

神戸市東須磨の被害教員「子どもたちへの手紙」全文は?

こちらが手紙の全文です。※引用はスポーツ報知

【被害を受けた教諭からの手紙】

私は中学生の頃から教師を夢見てきました。そして、家族の支えがあり、教育学部に進学することができました。教育実習でも、大変やりがいを感じ、素敵な先生方にご指導いただきました。「絶対に教師になる」そんなことを考えながら教員採用試験の勉強をしていました。家族や友人、大学の先生方に支えられて、教員採用試験も合格しました。「これで夢見た教師になれる」と思い、配属先の学校が決まるのを胸をワクワクさせながら待っていました。

 しかし、夢見た教員が思い描いていた世界とは違いました。初任の夏頃からいじめられるようになりました

 自分の中でいじめられていることをいじられていると勝手に頭の中で考えるようになった。相手にしてくれている、笑ってくれている、そう自分に言い聞かせながら、苦しい中思ってもないことを言わされたり、やらされたり…「しないと無視される」という考えがずっと頭にあった。実際にしなかったらいつも「お前、面白んな。もう知らんからな。」と言われて何度か無視されるようになった。

 しかし、コロッと態度が変わり凄まじいことをしてきたりとついていけなくなりそうなこともあった。本当にきつかったです。今年の期首面談の後、校長は加害教諭に指導をしたと言いながらも、どのように指導したかなどという話は一切なかった。何より相手にしてもらっているというねじ曲がった考えでいる方が、無視されるよりずっと楽だと思った。だから校長には僕から訴えたりはしていない。校長と教頭に「されてきたことを言いなさい」と言われて初めて期首面談で言った。

 「無視されたら怖いので僕が言ったと絶対に言わないでください。」「ここまで我慢してきて、あと半年なんです」と言うと、「だめ。このままじゃあかん。」「無視されることも受け入れないと。」と言われた。その後、指導をしたと言った直後から180度態度が変わり、空気のように無視されるようになった。はたまた、君のせいで、君と話せないからなどと嫌味を言う人もいた。また4月には信頼していた教員にも裏切られていたので、もう僕の場所は職員室には無かった

 常に悪口を言われているような感じがし、職員室が怖いと思った。6月あたりからは、毎朝吐いて泣きながら学校に向かう毎日だった」

これは本当なのか…?と思うほどの内容です。

まるで、いじめられる側が悪いかのような、校長や教頭の態度・言動、そして周りの教員の発言。

今回の一連の内容を聞いていると、加害教員の行為はどれも「暴行」「傷害」「ハラスメント」だと思いますが、構図はまさに「いじめ」の構図ですね。

こんなことが学校の教員サイドでおこっていたなんて、やはり信じられないですし、この教員たちはこどもたちを教育する立場であるという意識があったのか、とても疑問です。

どういう気持で毎日過ごしていたのでしょうか。

 

被害教員からこどもたちへのコメント全文は?

こちらが10月10日に公表された、被害教員(20代男性教諭、療養中)からこどもたちへのメッセージです。

このような素敵な先生が、教壇を離れなければならなかったことに強い憤りを感じます

【「子供たちへ」と題した番組が紹介した文章】

 「私は3年連続して同じ子供達を担任してきた。初めは2年生から上がってきた小さい小さい子供達。それが最後は6年生に向かう大きくなった子供達。とても素直な児童で、行事にはまっすぐ一生懸命、学年の仲が良くみんな前向きな児童であった。『そんな子達が大好きですよ』学級通信を子供のいいところを発信していたが、ほんとに毎日が成長であった。初めは小さな事で喧嘩もありながら、ちゃんと自分で反省し、仲間に優しくできる子達である。職員室が怖かった分、毎日子供といる時間が幸せでたまらなかった。『ずっとこの子達と一緒にいたい』そう思える子達だった。

 クラス全員で誕生日に手紙を本にしたプレゼントを用意してくれる温かい心も持っている。失敗しても『ドンマイ』と声をかけられる思いやりもある。運動場で『めんどくさい』とも言わず、クラス全員で遊ぶ無邪気な一面もある。これからもずっとずっと君たちの笑顔は先生の宝物であり、生きがいです。ありがとう。そして、一つ 先生はよく『いじめられたら誰かに相談しなさい』と言ってましたね。しかし、その先生が助けを求められずに、体調まで崩してしまいました。『ごめんなさい』今の先生だからこそ、お願いです。自分一人で抱え込まずに、誰かに相談してください。必ず、誰かが手を差し伸べてくれます、助けてくれます。いつか、みんなの前でまた元気になった姿を必ず店に行きます。その日を夢見て先生も頑張ります

※引用は、Yahoo!ニュース

東須磨小学校の教員いじめ問題の詳細

胸が痛くなる手紙の内容ですが、どのような問題なのかについては、別記事で詳細にまとめています。

時系列で、実名報道や刑事告訴についての現状も記載しています。ぜひご覧ください↓

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いじめの内容は読めば読むほど、人間がやったことだと思えませんよね。 よくある『いじめだと思っていなかった』『冗談のつもりだった』というのでは説明がつかないです。

相手の気持を考えたり思いやったりする気持ちが欠如している人間が、教壇に立つというのはどうなんでしょう。
体罰も問題ですが、体罰では懲戒免職にはならず、停職などしたのちまた別の場所で復帰できると聞きます。 今回の事件にかかわった加害教員が再び教壇に立つなんて、考えるだけでぞっとしますよね。 本人たちの行為に対してきちんと制裁を下し、反省させる必要があると思います。

そして、心に深い傷を負った先生が一日でも早く回復し、子どもたちの前に立てるように最善を尽くしてほしいと思います。 『君のせいで』なんて言う人がひとりもいない職員室にしてほしいですね。

最後に、今日も一生懸命ひとりひとりの児童と向き合っている学校の先生方、本当にお疲れさまです。 この事件で胸を痛めているすべての教師のみなさんが余計なことで非難されたり心を痛めることがありませんように。。。

 

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