はじめにやったこと、設計図
まず、なぜ本棚をDIYしようと思ったかというと、
①部屋が狭いのに本が多くの収納スペースを使っていた
②DIYだと大きな本棚が作れる
という2つのことがあったからです。
大きい本棚を買おうと思ったのですが、結局搬入や組み立てが面倒だと思い、それなら自分で作ったほうが『棚の高さも自由に決められるしかっこよくできるかも』と思いました。
作ることを決めたら、一番最初に設計図をつくります。設計図をもとに買い出しに行くので、細かい部分まで決めておかないと『買い物やり直し』になって余計な時間がかかるので、しっかり設計図をつくりましょう。
設計図は本棚を置きたい場所の、部屋全体の大きさから測っていきますが、一番大事なのは部屋の高さです。柱を固定するアジャスターには、「柱となる木は、『部屋の高さ-◯cm』の長さです」と書いてあります。(私達の買ったアジャスターは-11cmと書いてありました)
つまり部屋の高さがわかっていないと、柱の高さが決まりません。また、部屋の高さに誤差があると、柱がしっかり固定できないことになりかねないので、正確に測りましょう。
必要な材料と工具等
設計図が出来たら早速買い物に行きます。電動ドライバーなど必要な工具が揃っていない人はそれも買ってください。(私はAmazonで7000円ほどで事前購入しました)
<買ってくる材料>
柱となる木材(2✕4材) |
3本(各209cmにカットしました)⇒※購入するアジャスターの指示に通りの長さにする |
棚板となる木材 | 5枚(各180cm) |
アジャスター | 3個 |
留め金具(L字金具) ネジ |
15個 15個 ✕ ◯ 本 |
<必要な工具>
メジャー |
電動ドライバー |
ドライバー |
ボールペン |
シャーペン、消しゴム |
<特に注意する点>
・柱となる木材は、安い無垢材はやめたほうが良いです!あとできるだけ真っ直ぐなものを3本買ってください。私達が買ったのは、3mで1本2600円ほどのものでしたが、1本にねじれがあり、棚板を取り付けるときに苦労しました。(少しだったのでなんとかなりました)無垢材は1本800円ほどで売られていますが、水分を多く含んでおり曲がりやすいので、柱には不向きです。
・木の柔らかさを店員さんに聞いてみるとよいと思います。私達はそれをせずに直感で柱も棚板も選びましたが、木材が硬いとL字金具を取り付けるところで相当苦労するので注意してください。(棚板は、集成材という硬い木だったのですが、このネジ留めが苦戦しました)
購入したもの:詳細
それぞれ実際に購入したものの写真と詳細を載せておきます。今回はすべて最寄りのビバホームで購入できました。
★柱・・・3mで1本2580円の「2✕4材」です。色塗りされており商品名には「サーモウッド」と書いてありました。2m9cmにカットしてもらいましたが、ビバホームでは1カット47円でした。(3本同じ長さなので1カットで出来ます)
★棚板・・・1枚2580円の「レッドパイン集成材」です。棚板はすごく迷いました。幅何cmか、重さ、厚さ、色、材質等々。結果、購入したのは見た目重視で、片側の角が丸くカットされており、表面もきちんとつるつるに加工されている集成材にしました。(自分でヤスリをかけたりニスを塗ったりするのが面倒だったので)本の重さに耐えられる棚板でないと、使ってるうちに弛んできても嫌ですよね。
★アジャスター・・・1個980円で「ブラケット」という商品です。2✕4材用です。お店には3種類くらいあり、こちらも見た目重視で買いましたが、ごっつくて頑丈そうなのもありましたよ。それは1個1380円くらいでした。
★留め金具・・・1個188円で「棚受」という商品です。ブロンズ色にしましたが、ブラックとホワイトありました。これを探すのに時間がかかりました。2✕4材などがある木材売り場にも重たくて頑丈そうな金具が何種類もあり、最初はそれを購入しようとしていたのですが、最後にこの棚受をみつけてこちらにしました。耐久性が少し心配ですが、いまのところ問題なしです。お店のDIYコーナーには、1個1480円くらいのおしゃれでちょっと弱そうな留め金具も売っていました。
作成手順、具体的な作業工程
まず最初に、この作業は最低でも大人2人必要です!ひとりでは難しいところが多々ありますので必ず2人でやりましょう。
①はじめに買ってきた木を少し湿らせた布で拭きます。※水分が多すぎると木を傷めるので、木くずがとれればそれでOKです。
②柱となる木に、棚板を取り付ける箇所の印をつけます。このとき、アジャスターに埋まる高さの分を考慮して測ってもいいと思いますが、私達は木の端から20cm、20cm、25cm・・・と測っていきました。
印は、点ではなく線でしっかり描くのがオススメです。棚板を設置するときにちゃんと見えたほうがやりやすいですし、水平かどうかもわかりやすいです。印をつけたら柱を壁に設置します。
③次に、棚板に留め金具を取り付けるための印をつけます。ひとりが1枚棚板を持ち壁に設置した柱に合わせ、もうひとりが留め金具をつけたい位置に印をつけます。それが終わったら、その1枚を基準にして他の4枚にも印をつけます。
④次に、棚板に留め金具を取り付けます。まず、③でつけた印にL字金具を合わせ、ネジを留める箇所に印をつけ、電気ドライバーで下穴を開けます。下穴をあけたら、電気ドライバーでネジを留めていきます。
この取付作業が今回のDIYの最難関でした。買った集成材が思いのほか硬く、下穴の位置が少しでもズレているとネジが入っていきません。集成材が硬すぎたのもネジが入りにくい要因でした。ここが1番労力を使いました。※L字金具は、一つ一つを水平かつ3つの金具の高さを揃えて取り付けてくださいね。そうじゃないと棚が傾いてしまいます。
↑下穴です。
↑下穴をつけるときの電動ドライバーの先は、これを使いました。
↑こんな感じになります。L字金具は、長い方を壁側にと書いてあったので、棚板には短い方を取り付けました。
⑤最後に、棚板を柱に取り付けます。④と同じ手順です。まずはひとりが棚板を柱にくっつけて支え、もうひとりが穴の場所に印をつけます。印を書いたら、④と同じように印に沿って下穴を開け、ネジで留めます。棚板は上から順に取り付けていくと作業がスムーズです。このとき、水平かどうかを、スーパーボールなど丸いものを置いて確かめるとより良いですね。
⑥完成!!!!
※L字金具が柱の左に寄っているのは、L字金具1本では本の重さに耐えられなくなった時に、もう1本補強できるようにとスペースを確保したためです。
作成にかかった時間とお金
作成にかかった時間は、大人2人で5時間半でした。設計図描き、買い出しを含めると9時間半です。丸1日必要ですが、日曜大工なんて1度もしたことがないまったくの素人2人で作ったので、これくらいで出来たのは逆に驚きです!
かかった値段は、合計28,562円でした!高い!予想の倍くらいです!(笑)でも、完成度が高い大満足の仕上がりだったので、値段は気になりません♫
作ってみての感想
ずばり、思った以上に時間はかからなかったが、作業は大変だった!です。④のL字金具の取り付けが、本当に疲れました。力が要りました。女性だけだとここで相当時間をとると思います。柱の木材が柔らかかったので、下穴が少しズレていてもネジを取り付けられたのが救いでした。
少しズレているだけで、ネジが入っていかないような木材だと、3か所あるL字金具のうちひとつでもネジがハマらないと他のネジもすべて取り外して下穴からやり直しです。もしこの作業をしなくてはいけない状況になっていたら、丸2日かかったかもと思うほどです。あと、水平計がないので、L字金具の取り付け角度が不安で、最後の最後の完成まで「棚板が斜めになってないかな」と心配でした。
作成自体は、大変は大変でしたが、こんなに素敵な本棚が設置できて、結果今とってもハッピーです。本がとにかく沢山あって収納に困っている人、自分の好きな高さの本棚が欲しい人、DIYが好きな人、いろいろな人にこの本棚作成をオススメしたいです!
時間がとれるときにぜひつくってみてくださいね。何かわからないことがあればいつでも「お問い合わせ」からメッセージください♫
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