【愛す(ブス)】の壮大な物語や、YouTubeにてMVがプレミア公開されたのですが、歌詞とストーリーが不思議過ぎると話題になっています。
どうしよう頭悪すぎて愛すのMV理解できなかった
— ポル坊🌰クリープハイプ太客 (@hyppolbou) December 11, 2019
クリープハイプ、新曲「愛す」めちゃくちゃ歌詞はいいのにMVがなんだこれミステリーすぎて歌詞の中身全然入ってこないけど流石って感じで好き
— 坂口世界観 (@saka_creep) December 13, 2019
何度か聴いてみましたが、聴く度に解釈が変わり、何度も聴いてしまいたくなる…不思議な中毒性を感じるのですよね。
果たしてクリープハイプ/【愛す(ブス)】の歌詞とはMVとはどんな内容なのかについて、今回は考察していきたいと思います!
クリープハイプ/【愛す(ブス)】の基本情報
まず愛す(ブス)とは11月16に、現メンバーでの10周年を迎えたクリープハイプがおよそ3年ぶりにリリースするシングル曲です。
作詞・作曲は尾崎世界観で発売は2020年1月22日(水)ですよ。
そして初回限定版DVDには、現メンバー10周年を記念して行われた下北沢CLUBQueのライブ映像とドキュメンタリーが収録される予定です!初回限定版は豪華ですね。
そして12月11日(水)からは愛す(ブス)の配信が、各配信サイトからスタートしています。
さらに同20時からは、クリエイティブミュージックビデオがYouTubeのプレミア公開にて開始されました。
MVの謎のあらすじが公開されたのですが、これがまた壮大でわけわからない(失礼!)と話題です。
あらすじは長いので簡単に端折りますと、歌詞は主人公の女子高生と青年のラブソングなのに、MVは主人公のおじい様が作った『チーズエネルギー』を巡って組織と争うアクションストーリーとの事ですよ。
愛す(ブス)とは、歌詞の切なさと謎のMVで構成されている、摩訶不思議な魅力満載だといえます。
クリープハイプ/【愛す(ブス)】の歌詞から意味を考察
それでは早速愛す(ブス)の歌詞から意味を考察していきましょう。
まず出だしは、『逆にブスとしか言えないくらい愛しい、それも言えなかった』で始まります。
ここまでで気になったのは、逆にブスとしか言えないくらい愛しいので、ブスと言ったのかと思いきや、それも言えなかったとの事です。
かなり素直でない性格というか、好きな女の子にあえて意地悪してしまう様な屈折した愛情も意味を、読み取る事が出来ました。
本当はブスなんて思っていないのに、好きな子の前ではわざと『ブス』と言ってしまった経験は誰しもあると思われます。
なんとも思っていない女の子にブスなんてわざわざ言いませんから、ブス=愛しいという図式ですが、それも言えない位、この男性は捻くれて素直でない性格で、尚且つそれくらい女の子の事が好きという意味だといえますね。
次に気になったのは『肩にかけたカバンのねじれた部分がもどかしい、何度言っても直らなかった癖だ、もう元に戻してあげられなくなるんだな、自分でその手を離したくせに』の部分です。
ここから几帳面で世話焼きな男性の一面とともに、女の子はほんわかというか、少し抜けている一面がある事がわかりますね。
何度言っても直らなかった部分から、直して欲しかった事が伺えますが、もう元に戻してあげられなくなる事から、女の子が抜けているから嫌になって別れた訳ではなく、世話を焼けなくなった事への寂しさが伺えます。
そしてラストは『ねじれてもう戻らない、見上げれば空には月』で締めくくっている事から、肩にかけたカバンのねじれた部分とねじれて、もう戻らない2人の関係をかけていますね。
別れてしまった女の子への切ない気持ちを表していますが、なんの脈絡もなく感じられる見上げれば空には月の歌詞が、実はMVを観ると納得がいくのです!
クリープハイプ/【愛す(ブス)】のMVから意味を考察
前項で述べた、愛す(ブス)の最後の歌詞の『見上げれば月』の謎はMVで解き明かされています!
それではMVから意味を考察してみましょう。
まず歌詞には全く出てこなかったのですが、主人公の女子高生月見ハイティーンは酪農家のおじい様(アルプスの少女ハ○ジのおじいさんに激似)とペットの愛ネズミ「チュダチュゥ」と暮らしていますが、突然現れた強盗によってチーズが奪われてしまいますが、ペットのネズミが巨大化して強盗を踏みつぶしてくれます。
その後地下組織と闘い続けますが、ある日学校へ行く月見ハイティーンの前には、キザ風のイカした男子高校生(ピュオザ)があらわれ、一緒に中野の蕎麦屋で蕎麦を食べます。
いきなり蕎麦!?と、その唐突さにビックリしますが、これは(蕎麦)とやっぱり君の(そば)がイイをかけていた事が、やがて曲の中で明らかとなりました。
2人は恋に落ちますが、チーズ王国のチーズ王に求婚されたハイティーンはチーズの巨大な富に目が眩み、ピュオザと別れピュオザはチーズエネルギー枯渇問題に取り組む研究者となるのです。
そして月にチーズエネルギーがある事に気づくのです。
やがてチーズ王と離婚したハイティーンは、地球のため月に向かいました。
このMVは何が言いたいかと言うと、恋愛関係をチーズエネルギーとかけていると思われますね。
会いたいと思っているだけではダメ…ねじれた関係を元に戻す為には行動に移す事が必要であるという意味であると推察します。
そして月からチーズエネルギーを地球に噴射させるハイティーン。
愛す(ブス)の歌詞の中で『見上げれば月』と言っていたのは、月にいるハイティーンをピュオザが見上げていたという事に繋がっていたのです!
普通のラブソングであれば、離れていても同じ月を見上げているという意味が一般的ですが、愛す(ブス)は同じ地球上ではなく、月にいるのだから壮大ですよね。
ただ歌詞では男性側が女性に別れを告げていたと推測されるのに対して、MVではチーズ王の財産に目が眩んだ女性側から、別れを切り出している部分がとても興味深いです。
愛す(ブス)の世界観がどちらが正しいのかは、聴いている人それぞれで解釈して下さいという意味なのかもしれません。
まとめ
今回は「クリープハイプ/愛す(ブス)の意味が深すぎるので考察してみた」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?歌詞とMVでは意味が違いますが、どちらも伝えたい事は、気持ちは言わなければ伝わらないという事と、思っているだけではダメで行動しなければ意味がないと言う事だと思いました。
好きな人には素直に気持ちを伝えたいですね。
とても良い曲なので、良かったら聴いてみてください。