SNS空き巣とは
SNS空き巣の怖いところ
空き巣に入るまでの手順、方法
では、SNS空き巣がどのようにターゲットを探し、個人情報を特定していくのか、その手口をみていきましょう。
- SNS上で、ターゲットを探す
- SNS上で、ターゲットした人物のあらゆる情報を集める
- SNS上で、ターゲットした人物の外出時間を特定する
まず、最初にするのはSNS上で「お金持ち」を検索することです。例えば、インスタグラムで「エルメス」「ルイ・ヴィトン」と検索して、ヒットした投稿から狙いを定めます。つまり、本当のお金持ちでなくても”経済力がありそうな投稿”をしていると「お金持ち」と判断され狙われる可能性がありますよね。また、ブランド名を直接投稿していなくても、投稿した写真にブランド品が写り込んでいるだけでも狙われます。(腕時計やバッグなど)
次に、ターゲットした人物について深く掘り下げていきます。その人物の他のSNSを閲覧して個人情報につながる投稿を探し、誕生日などのプロフィールも細かくチェックします。衛星写真でまるでそこにいるかのように風景を表示してくれる「グーグルアース(Google Earth)」と、投稿されている写真を照らし合わせて住居を特定することもできるのです。
最後に、ターゲットした人物が「いつ外出しているか」を特定します。仕事で平日不在、夜遅くまで毎日残業、◯月◯日まで旅行など、空き巣に入る日時を決めるために情報収集します。
これで準備は完璧。空き巣決行です。空き巣決行日は、その人のSNS投稿を監視し、不在となる時間をしっかりと確認しながら犯行に及びます。
SNS空き巣の対策、ターゲットされないためには?
どんな投稿がNGなのかまとめてみました。
- 裕福な暮らしぶりがわかる投稿(ブランド品購入、画像に映り込む、高級ディナーや旅行)
- 自宅を特定できてしまう投稿(交通機関の運行情報、天気、犬の散歩など近所の風景がわかる画像)
- 今後の予定がわかる投稿(航空券や新幹線チケットの画像、舞台やコンサートなどの予定、旅行予定)
- リアルタイムの投稿(今帰宅した、〇〇にいる)
- 学校や会社が特定できる投稿(制服が写り込んでいる画像、最寄り駅、創立記念日や式典)
これらの情報は投稿しないようにしましょう。例えば「今震度◯の地震きた!」「〇〇線が遅延してる」などもだめです。あと虹の写真なども有力な情報となるそうです。「これくらい大丈夫」「ひとつの情報じゃたどり着けない」と思っても、SNS空き巣は芋づる式に情報を集めることが得意です。些細な投稿がいつ情報源になるかわかりません。
「これじゃ何も投稿できない」と困っている方におすすめなのは、公開範囲を限定することです。公開範囲を知人のみにする、許可制にするなどは、個人情報の流出を防ぐのにとても有効です。公開範囲の設定を確認し、心配な人は範囲を限定しましょう。
また、④リアルタイムの投稿については、投稿に時差をつけることでリアルタイム投稿じゃなくすることが可能です。「今〇〇にいる」ではなく、「〇〇に行ってきた」とすることで、いつ行ったのかわからなくなり、行動が読みにくくなります。行ってきた場所や体験を共有したいという方は、このように時間差で投稿しましょうね。
SNS空き巣まとめ
GWに外出する方は、今一度自分の投稿を確認し、住居や行動パターンの特定につながるようなものがあった場合は、すぐに削除しましょう。すでに旅行の予定などを載せてしまった方は、新しい嘘の情報を掲載して惑わせるのも手かもしれません。旅行に行く人は、予定を投稿するのではなく、帰ってきてからゆっくりと旅の思い出を投稿すると良いですよね♫
旅行の前に不安要素をなくして、思いっきり連休を満喫しましょう!